安芸クイーンが美味しいの知ってますか?
皆さんは安芸クイーンという
ブドウをご存知ですか?
とっても美味しいですよ
安芸クイーンは我が家に1本だけ栽培されている、赤系のブドウです。
赤系なのに、毎年赤くならないという1本でした。
なぜ赤くならないのか。
調べてわかったのは、まず、赤系ブドウは日光浴が大切だということ。
赤系ブドウの色素は日光に反応するらしいのです。
なので、今年はかけ袋を透明なものに変え、房上の葉を数枚落として日差しを良くし、日光浴させることに拘りました。
結果、
色がつき始めたのです。
上の写真の中で、一番黄色っぽい粒があると思うのですが、
これまでの安芸クイーンは、房全体がこの程度の着色で、つまり全く色が来ない状態でした。
日光浴効果で、ここまで色づくようになりました。
一番いいものは
ここまで色付きました。
これなら赤系ブドウと言ってもいいですよね。
ただし、今年は全く別の問題が起こりました。
裂果です。せっかくの粒がバックリと無惨に割れています。
今年の安芸クイーンは半分以上がこの裂果にやられてしまいました。
なぜこうなったのか。
裂果の原因はいろいろとあるようなのですが、最も影響が大きいのが水です。
今年も、極端な大雨が降ることが数回ありました。
こういう大雨になると、樹が一気に水分を吸収してしまい、粒に負荷がかかって割れてしまうそうです。
そうならないように、かん水をして圃場の水分を一定に保つ努力はしていたのですが。
しかし、ピオーネやシャインマスカットはあまり裂果が見られないのに、なぜ安芸クイーンだけがこんなに割れたんだろう。水捌けが悪いのか。色々考えたり調べたりしました。
その結果わかったのですが、実は安芸クイーンの裂果にはもう一つ原因がありそうなのです。
それが、ホルモン処理時の花かすの除去です。
安芸クイーンは、開花後の花かすが取れにくいそうで、これをしっかりと除去しておかないと、そこからサビが派生し、結果割れてしまうということなのです。
花かすなんて全く気にしていませんでした。それもあるのかもしれない。
来年はさらに色付きを改善し、裂果も克服できればと思います。