今週の『青天を衝け』

オリンピックで2週飛んだ「蒼天を衝け」が久しぶりに放映。
やっと1週間の楽しみを堪能できる日が帰ってきた。

ー 今週のあらすじ
篤太夫はパリにおいて日本の激変を知る。慶喜が政権を朝廷に返上したのである。
状況がどんどん変わっていき、パリの一行は文字通り時代の動きに翻弄されていく。
そんな中、篤太夫はパリの証券取引所にて株式の仕組みを知り、新たな希望を見出す。

ー みどころ
・幕府側の視点で描く大政奉還
これまでの幕末ものは、薩長(土)の志士側からの視点で描かれるものがほとんどで、幕府は敵であり、大政奉還や明治維新は悲願として描かれがちだったが、『青天〜』はその逆の、幕臣側の視点で観られる所が面白い。
篤太夫を含む幕臣たちの慶喜を信じる思い、また命がけで幕府を守ろうとしている姿勢が、演出の行き届いた抜群の演技で描かれる。
特に、大政奉還以降の、日を追うごとに激変していく状況の中で翻弄される男たちの悲憤がすごい。
幕臣たちは、慶喜、そして幕府というものを信じていた。それは彼らの誇りであり、存在理由でもあった。
それが音を立てて崩れてゆく。
しかも、篤太夫たちはそれをはるか異国の地で知るのである。
帰るはずの場所がなくなる恐怖。
状況がわからないまま、次の変動がやって来る。
篤太夫はまた、信じていたはずの「仕事場」を失いかけるのだ。
しかし、その中で彼は新たな希望に触れる。

今読んでいる本は明治維新のその後を描いた「翔ぶが如く」である。
これを読んでいると、明治維新が決して悲願の金メダルではなかったことが分かるし、幕府を倒した側がまったくハッピーエンドではなかったことも分かる。むしろ、明治維新って何だったの?と思いたくなる。

今回、篤太夫が新しく見つけた「希望」はその後の世の中にどう関わっていくんだろう。

来週も見逃せない!

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