展示会の風景6

今年のカレンダー展で、初めて取り組んだ「陶器シリーズ」
昔、岡山市で働いてた頃、ブライダルギフトに関わる仕事をしていた。そこでは和雑貨屋の運営もしていた。そこで季節の置物も扱っていて、陶器の五月人形や、干支の置物を仕入れるのが楽しかった。
中でも一番好きだったのは、手びねりの人形だった。絵本のキャラクターのようなシンプルで可愛らしい形。色づけも単純で、無釉薬。その素朴さが好きで、実際よく売れた。
自分がいつか陶芸するならこんなのを作りたいなと思っていた。

それから何年も経って、高梁に来た。義父さんの誘いで陶芸教室に参加させてもらい、陶芸作品を作る機会に恵まれた。
粘土を触りながらも、完成図が想像できなかったので、昔仕入れていた置物たちの、あの素朴さをイメージしながら作った。

倉敷から義父さんの弟さんが来たとき、それまではあんまり猫イラストに興味なさそうだったけど、猫の置物にはけっこう食いついていた。まだ素焼き前のものだったけど、やっぱり立体はいいなと思った。

さて、この新作陶器を展示会に並べてみたところ、意外な反応があった。
なんと、現役の備前焼作家さんが手に取ってくださったのである。

トトクマ舎 天野さんである。
ご自身で飼っておられる猫ちゃんに似ていたらしく、素人陶芸を1点、連れて帰っていただくことになりました。汗

ねこ似顔絵もしっかりプレゼント。
備前焼という、伝統と厳しいルールの中で制作している方の手元に、ノールールの猫が旅立っていきました。
猫ちゃん、しっかり仕事してください。

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