ポテチ 0カロリー説
instagramでフォローしているアーティストさんのイラストで、面白いものがあった。
自治体の啓発ポスターのイラストで、
少女漫画タッチの犬が、生活習慣を見直し、ダイエットに成功するも、リバウンドしてしまうという内容。
その一連のイラストレーションの中で、僕が非常に感銘を受けた犬のセリフが、
『ポテチは軽いから実質ゼロカロリー♩』
である。
確かに。あんな薄っぺらいもんのどこにカロリーがあるというのか。深い。
ただし、そのポテチがほとんど油と塩の固まりであり、特に何の栄養もなく、太る要素のみの食品であることは知っている。
よく考えてみると、栄養がなくて、太るだけの食品は、薄っぺらくて軽い。
スナック菓子全般はこれに当てはまる。
コンビニのチキンなどは、厚みがあって、重量もある。あいつらにはタンパク質という栄養素がかろうじて存在する。
ただしそのタンパク質の数倍の塩分と油分を纏っているために、食うと太る。
パン類は軽いものの、それなりに厚みはある。
しかし、こいつらが素のままで食べられることはまずない。必ず上に色々乗っかるか、なんかが挟まっている。もしくはもうすでに練り込まれている。この乗っかっているやつら、挟まっているやつら、練り込まれたやつらが大抵、塩と油と砂糖である。よって人間は太る。
パンそのものはヘルシーかもしれないが。
野菜は、大小を問わず、栄養に溢れている。なぜなら彼らには重量感があるからだ。
とくに、根菜はすごい。蒜山大根とかすごい。
ほうれん草は根菜に比べると、やや薄っぺらで軽いと感じるかもしれない。しかしポテチに比べたら充分な厚みと質量を持っている。ほうれん草は言わずと知れた栄養素の宝庫だ。
もやしやかいわれ大根は、さらに軽いかもしれない。しかし、ポテチからしたら(なんでもポテチと比べるな)決して薄っぺらではない。その証拠に、きちんと栄養素を含んでいる。
つまり、食品選びで重要なのは、重量感にあるのではないか。それも、ポテチと比べてほしい。(なんでだ。)
重量感をもった食品は何らかの栄養素を必ず含んでいる。
ただし、人間が加工した食品には塩・油・砂糖が含まれているので注意が必要だ。
また、薄っぺらくても、ポテチと比べて、食べやすいかどうかで見てほしい。
ポテチほど食べやすいものはない。なんぼでも口に放り込んで、一瞬で噛み砕いて飲み込める。なぜなら薄っぺらいからだ。何の栄養もないポテチは噛めばすぐに崩壊するが、栄養を含む食品はすぐに崩壊させることはできない。
たとえば海藻は薄っぺらい。しかし、同じように口に放り込んでも、ある程度よく噛まないと飲み込めない。彼らには栄養素があるため、薄っぺらに見えてもその中にみっしりと繊維質などをもっているからだ。
カロリーしか摂取できない食品は、大抵噛む必要がない。ケーキをよく噛むことはない。しかし、栄養を摂取することができる食品は、ある程度噛まないといけない。
よく噛むことで、脳みそが「食っている」と認識し、体中に栄養摂取を促す。しかし、噛まずに飲み込んでいると、脳は「食っている」より「味がする」の方に反応して、体中の栄養摂取力が鈍る。(これは自説です。)
重量感があること。よく噛まないと食べられないもの。
これが、食品の栄養価を見極めるコツである。(自説です。)
せっかく栄養のある食品でも、よく噛まないと、脳みそが「食っている」と認識できないので要注意。
塩・油・砂糖が濃いものほど、脳は味の方に反応して噛むことをおろそかにしがちだ。
薄味を食べよう。
あと、『ポテチは太る』