絵と向き合おう
最近、にわかに忙しい。
中でも、最も重要かつ、完成が急がれるのが『元気のでるカレンダー2022』の原画作製だ。
ネタは出そろっていて、本描きに入っているのだが、最初に描いた4枚がAMKMシステム(AあいこがMめちゃKきびしくMみるで)によってことごとくやり直しを食らった。
そこで、一旦絵から離れ、他の仕事に取りかかったり、くだらないブログを更新したりしている。
やり直しは望むところなのだが、同じ絵をもう1度描く場合、一旦離れないと2回目に余計なものが入ってうまくいかないのである。(言い訳にしか聴こえないかもしれないけど信じて。)
ポイントは、力を抜くことである。
イラストには、その人の内なる願いが込められている。僕の願いはただ1つ。
「ぼんやりしていたい」
ということだ。
だから絵の中の猫たちは、深刻ぶったことをせず、のんびり風にまかせて生きている。
世知辛い世の中を生きる不器用な人たちが、猫の絵を見て、ほんの少しぼんやりできればいいな。
賢く生きなくてよい。
損してよい。
そんな自分を好きでいよう。
そのためには、描いてる本人が深刻になったらだめなのである。
猫になりきって筆をとらないと、絵の中の猫も活き活きしない。
もうひとつ力が抜けてなかったのでAMKMに探知されたのであろう。
これから友だちのホームページを作って、1枚でも絵を描いてみようと思う。
過去イラストより『のびのびやったら ええんじゃが』