6月の子どもたち
6月がきて最初の土日は草刈りと葡萄畑。
5日の土曜日はほぼ1日草刈りをした。朝6時半から草刈り機を動かしても田舎は怒られない。
昼過ぎまでやって、家の前の崖を一通り刈ることができたけど、何日もに分けて刈ったので、はじめに刈ったあたりはもう草が伸び始めている。
その後、葡萄の摘心をした。
夜はお誕生日のイブイブがあった。僕は6月7日生まれだ。
いつも通りの晩ご飯だけど、にことはじめが手紙を書いてくれた。
誕生日のケーキも買ってもらっていて、夕食後に美味しくいただいた。

6日の日曜日は体がなんとなく重だるかった。
葡萄の摘心をしたけど、1時間やっては休憩したりして、集中力が続かなかった。
昼を過ぎると、いつものように近所の兄妹がやってきて、我が家の子ども達と遊び始めた。
小学生3人と5歳が1人、2歳が1人。
合計5人が、ぎゃあぎゃあと大騒ぎ。その声をBGMに作業していると、自分の子どもの頃を思い出す。
自分が子どもの頃にどんな遊びをしていたか正確には思い出せないけど、なんか懐かしいなという気がする。
途中でにこが、駐車場のスペースを空けてくれと言ってきた。
作業をやめて、駐車場の車をどかすと、子ども達はそこに傘や杖などを並べて何かのコースを作り始めた。
それは「ブレイブボード」のコースだった。
スケボーが進化したような乗り物で、台車のキャスターみたいなのがボードの前と後ろに1個ずつ着いている。
スケボーは4輪で走るが、こいつは自転車のように2輪だ。
さらにボードの中心が稼働する仕掛けになっていて前半分と後ろ半分がくねくねと動く。
それを両足で巧みに操作することで加速したり、曲がったりする乗り物だ。
一見、曲芸のような乗り物を小学生組の3人はくるくると乗りこなしている。
感心していると、兄妹の兄ちゃんの方が「乗りますか?」と手ほどきをしてくれた。
そこから作業をやめてブレイブボードをやってみた。普段、全然遊んでやらないし、たまには子どもと遊ぼう。
ブレイブボードを一通りやった後、おやつを食べると鬼ごっこが始まった。
なんで子どもはこんなに鬼ごっこが好きなのか。
5歳のはじめも一生懸命、小学生たちを追って走り回る。こちらが本気で追いかけると狂喜して逃げまわる子ども達。
体力がいるけど、ただ走り回るだけで子ども達は楽しいらしい。
普段、家の中では「ご飯をちゃんと食べなさい」とか「片付けなさい」とか言って怒ってばかりだけど、
子どもの中に混じって遊ぶと、家の中と違う表情が見れる。
へたくそな大人がブレイブボードに乗れば、教えてくれる。
鬼ごっこをすれば、子どもなりにいろんな戦略を持っている。
子ども同士、面倒を見合ったり、助け合ったりもしている。
子ども達には子ども達の世界がある。

鬼ごっこの途中で、バッタを捕まえようとするはじめ。
真剣に草むらとにらめっこをする姿がかわいかった。自分も昔はこんな風に虫を追いかけたのかな?
子ども達にいろんなことを教えてもらった日曜日だった。