「人生ってなんだろう」展
もうすぐカレンダー展が始まります。
毎年完成したカレンダーには、その年のテーマをつけますが、
なんとなく今年の自分だけの裏テーマは
「人生ってなんだろう」
です。こんなことカレンダーに書いても「?」なので自分だけのテーマです。
なぜか。
今日、カレンダー展の日程を決めるため、お馴染みのdouceさんに行きました。
その時話題になったのは、人の死についてでした。
それは、あるイラストレーターさんが亡くなったからです。
寝耳に水とはよく言いますが、本当に驚きました。というかショックでした。
「人生ってなんだろうね」
というのが、迫田さんの言葉でした。それは永遠のテーマでしょう。
「また今日が来やがった。」とうんざりする朝があります。
しかし、その「今日」は、誰かが必死に生きたかった1日なんですよね。
そう考えると、なぜあの人は死んで、自分は生きてるんだろう。と思わざるを得ません。
正直僕は、生きているのが嫌になることがあります。
売れもしないのに、いつまでイラストレーターとか言ってんだろうとか。
あの人は立派にやってんのに、何やってんだろう自分。とか。よく考えます。
でも、全く関係ないけど、5月ごろコロナに感染したんですが、4日で回復しました。
2日目までは、起き上がれないほどの高熱で、すりりんごを食べても、お茶を飲んでも吐いてしまう有様でした。
それが、3日目に、やっと飲んだオレンジジュースをもどした時、
「あ、全部出しきった。回復するぞ」
という確信が持てました。4日目には立って歩けるようになって
「後は少しずつ食べれば体力も戻る」
と思えました。と同時に、
「おれって、体が丈夫なんだな。」
としみじみ思いました。ありがとうお父さん、お母さん。と心から思いました。
そのお父さんも、今年亡くなりました。
この丈夫な五体をちゃんと活かさないといけない。と思えるようになりました。
自分にうんざりしても、人生にがっかりしても、
生きてるんだから。できることを頑張ろう。
人生ってなんだろう とよく思います。
なんのために生きているんだろう。まだ生きないといけないんだろうか。
それはどんな人も内心思っていることだと思います。
なるべく今に集中して、なるべく他に気を取られず、今できることをやるしかない。
今できることは、ぶどうを育て、製本して、絵を描くことです。
それを頑張ろうと思います。