展示会の風景 その5

昨年、展示会にはじめて子どもがやってきた。 
名前はヒロアキくん。
眼鏡をかけた元気な男の子で、猫のイラストをじっと見つめて、そこに書かれた言葉を読み上げていた。
何枚も展示してある色紙を1枚ずつ読み上げていく。

元気のでるカレンダー原画展(略して元カレ展)での「あるある」の中に、
『ぶっちが話しかけると客が逃げる』というのがあるので、話しかけないでいたけど、ずっと居るので話しかけたら仲良くなった。

僕がネタ帳にネタのアイデアを描いていると、その言葉も読み上げて
「なるほど」とか「そうなんだ」とリアクションをくれる。
ノートにコママンガを描くと、爆笑しながら読んでくれる。
子どもにウケるととても爽快な気分になれる。

そのうち、ヒロアキくんは
「こんなの描いたらいいんじゃない?」とアイデアを提供してくれるようになった。
次から次に奇抜なアイデアが出てくるので「すごいね!」といったら
「好きなマンガからパクったんだ!」
と清々しい笑顔で答えてくれた。

そんな無邪気なヒロアキくんが今年も来てくれた。
相変わらずハイテンションでイラストを読み上げてくれた。
そして元気いっぱいでカレンダーを連れて帰ってくれたのだった。

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