今週の「青天を衝け」

まるで課題のように、この題材を取り上げているけど、毎週これをやる自信はない。
今週は、いよいよ篤太夫がパリに行く。
観ている後ろで、子どもが走り回って遊んでいるため、俳優の声がほとんど聴こえなかった…。なのでストーリーを深掘りすることができない。
しかし、映像はすばらしかった。何が素晴らしいかというと、篤太夫を含め、この時代、外遊をしたすべての日本人が感じたであろう「文明の脅威」をきちんと映像で表現しきったところである。
寄りのショットと俳優の驚きの表情、当時の写真だけで想像させるのではなく、地平線まで続くパリの街と巨大な凱旋門。当時の日本人が城と見間違えたほどの大きなホテルの外観まで、ちゃんと見せてくれた心意気が素晴らしい。ありがとう。


今、読んでいる本は、司馬遼太郎著「翔ぶが如く」第4巻である。
現在、篤太夫たちが外遊した少し後の話が描かれている。いわゆる明治維新のその後のストーリーだ。
これだけいろんな人が命をかけて迎えた新時代が一体どういうものだったのかが克明に記されている。篤太夫は先進文明に触れた。このことが彼の思想を激変させていく。その先に待っている明治という時代がどういうものになっていくのかが、今後の見どころだ。

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